2018年7月31日。 
   稲わらはモミガラよりケイ酸リグニンが堅牢ではない。
   高温多湿条件下では、木材腐朽菌でなくとも、他の細菌でも分解出来る。
   そういうことで、堆肥を作るとき稲わらは嫌気性菌でも醗酵腐敗菌によって分解される。
   
   このことが、逆に有機農法では、嫌気性菌、細菌を重用し、木材腐朽菌を軽視、削除、無視につながった。
   大自然の落葉➡枯れ落ち葉➡木材腐朽菌➡分解➡ブドウ糖産生(低分子炭素化合物)➡水、炭酸ガス➡大気へ放散
   ➡光合成➡葉の産生➡落葉・・・・・
   この炭素循環の中での主役菌は木材腐朽菌であり、細菌ではない。
   この循環の中には「病害菌」は生息不可能な生態系免疫システクが構築されている。

   宿主を殺す病害菌は・・・このシステムを破壊するものだからである。
   緑の葉を殺すからである。
   緑肥も・・・人間が病害菌のように・・・青い葉を刈って殺す。
   これを土壌に入れれば・・・病害菌が大繁殖する。
   緑の葉が土壌内に混和することは自然界では、大水害とか、がけ崩れのどの場合を除き・・・存在しない。
   植物は・・・緑の葉を落葉させる様な馬鹿なことを絶対しない!
   木材腐朽菌は緑の葉をエサになどしない!
   役目の終わった枯れ葉、植物死骸のみを「エサ」する。
   病害菌は「緑の葉」を「エサ」にする菌だから・・・病害菌と言われる!
   収量が減少するからである。
   ウイルスは宿主を枯らさないが・・・収量が減るから「病害菌」。
   収量を減らさないウイルスも多くあるが、これは「病害菌」ではない。
   

 2017年8月15日
   稲わら。地表に散布。 木材腐朽菌懸濁液溶液散布。

 2018年 7月31日の状態。
   2018年の6月から7月の高温多湿条件下で一気に木材腐朽菌が分解を行った。
   この条件は熱帯雨林のアマゾン、ボルネオ島などの林床と同じ。
   落葉した枯れ落ち葉は数か月で・・・跡形もなくなくなる。
   
   モミガラはケイ酸リグニン、セルロースで出来ており、イネ自生地の熱帯の高温多湿から種子を
   保護している。この堅牢な組織が微生物による分解を抑止するが、この組織を分解出来る菌は木材腐朽菌のみである。
   細菌、嫌気性微生物では何ともならない。ケイ酸リグニン組織は・・・・。

 2017年8月15日
   地面にモミガラを散布。
   木材腐朽菌懸濁溶液を散布。(砂糖添加  1000cc当たり30gr)
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木材腐朽菌散布によるモミガラ1年後の分解状況

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